11.07.2011

rain-wet desert country

Because of the desert this is a country of very little rain. But today we are caught in a rain. Winter has come here.

ここは砂漠の国であるため、雨はほとんど降らない。しかし、今日は雨に降られた。早朝、外に出ると、辺り一面が濡れていた。雨の跡だ。空はどんより曇っている。午前中、ボツボツと雨粒が落ちていたが、しばらくするとザアッと雨が降ってきた。意外なほど強い雨がひとしきり降り、やがて上がった。常に砂の細かい粒子が空を舞っていて、どこかぼんやりと霞んで見えるのだが、今は心なしか空気がしっとりとして澄んでいるようにも感じる。この中東の国にも冬がやってきた。冬になると雨が降ることがあるのだという。本日の最高気温は、きっと30度をぐっと下回ったことだろう。



11.04.2011

foreign migrant workers

You will meet many foreign migrant workers in this country.

この国の国民の人口は30万人程度とのことなのだが、実はその4-5倍もの人数の労働者が海外からやって来て働いている。この国は、海外からの出稼ぎ労働者で成り立っていると言ってもいいだろう。

様々な職種で、色々な国籍の人たちが働いてる。聞くところによると、比率では圧倒的にインド・ネパール系、次いでフィリピン系などが多いそうだ。したがって、外国人労働者ばかりとなる工事現場では、アラビア語は一切聞こえず、飛び交っているのはヒンディ語(インド系言語)やタガログ語(フィリピン系言語)、そして共通語の英語などとなる。注意を促す張り紙にも、ヒンディ語、タイ語などが並んでいる。このような状況だから、今、自分が一体どこの国いるのか、ここは本当にアラブの国なのか、時々分からなくなる時がある。


工事現場で働く出稼ぎ労働者たちの月収はQR500 - 700程度だという。USD1=QR3.64なので、米ドル換算でわずか百数十ドルから二百ドル弱程度となる。日本の建設労働者に比べると明らかにのんびりダラダラと働いているし、以前の職業は農夫であったなど、建設作業経験が浅く、熟練した技能を持っているわけでもない人が多いので、賃金が低くなっていくのはある程度理解出来る。しかし、中東の過酷な暑さという厳しい労働条件や異国という不自由さを考慮すると、はたしてこれが十分な賃金と言えるのだろうか、と日本人の感覚では思えてしまう。だが、例えば比較的多くいるネパール人を例に挙げてみると、自国の国民一人当たりの名目GDP(USドル換算)が約643ドルなので、わずか3-5ヶ月足らずで自国国内で働く人の1年分の収入を稼ぎ出してしまうことになる。だから、厳しかろうが、辛かろうが、とにかく現金を稼ぐために、彼らが仕事を求めて次々と渡航してくる。工事が遅れている現場では、残業も休日出勤もして、少しでも多く稼ごうとする労働者も出てくる。そんな労働者(ワーカー)たちが祖国の家族に国際送金するために利用する両替商が、街には沢山営業している。そして、その国際送金窓口には、大勢の外国人ワーカーたちが列をなして自分の順番が来るのを待っている。